村田春樹(長文です、御用とお急ぎでない方どうぞ)
左から近藤昭一衆議院議員、福島瑞穂参議院議員、阿部知子衆議院議員
一昨日15日靖国神社に参拝してきた。
私は鳥居をくぐるといつも「兵隊さんよありがとう」を口ずさむ。昭和13年朝日新聞公募「皇軍将士への感謝の歌」当選作。
橋本善三郎作詞佐々木すぐる作曲「肩を並べて兄さんと、今日も学校へ行けるのは、兵隊さんのおかげです、お国の為に、お国の為に戦った、兵隊さんよありがとう」
そして亡き沼山光弘烈士(令和元年5月11日社頭にて自決)を
偲んでしばし佇む。
遺書に曰く「先帝陛下へ、天皇陛下へ、お詫び申し上げるための自決です。靖國神社御親拝をお望みであらせられる天皇陛下が、靖國神社へ御親拝できない状況を打破できない、天皇陛下の靖國神社御親拝を妨げる勢力を打倒できないことをお詫び申し上げ・・」
その後足を伸ばして千鳥ヶ淵戦歿者墓苑での
平和フォーラムの集会に参加してきた。
写真左から近藤昭一衆議院議員、福島瑞穂参議院議員、阿部知子衆議院議員。いずれ劣らぬ愛国者(北朝鮮への)である。
この集会で次々と発言する内容たるや「アジアの人々への加害・反省・平和・不戦の誓い・九条堅持・国葬反対云々慰霊の場どころか完全に政治集会になっているのは、関東大震災朝鮮人慰霊祭(両国横網町・9月1日)と同じである。
それにしても反省反省と言い募るが戦った将兵に感謝こそすれ
反省を強いるのは理解の外である。
その後日の丸大行進やらで遅くに帰宅。
ニュースで武道館での戦歿者追悼式での陛下のおことばと首相の式辞を見てまたまた暗澹とした。
陛下のおことばに今年も又「深い反省」とある、
反省?一体誰がなぜ反省するのか。
何か悪いことでもしたのか。
平成六年八月一五日、村山首相は
「アジアをはじめとする世界の多くの人々に、筆舌に尽くしがたい悲惨な犠牲をもたらしました。その方々の苦しみと悲しみに対しましても深く思いを致し深い反省とともに謹んで哀悼の意を表したいと思います」と深く反省している。
ここに百艱を冒し萬死を顧みぬ忠誠勇武なる将兵は完全に加害者になり、天翔ける英霊から一転地に墜ちて罪人になってしまったのである。
歴代首相は以後毎年この式辞で「深い反省を」述べなくてはならなくなる。靖国参拝問題と全く同じ構図である。
ここに百艱を冒し萬死を顧みぬ忠誠勇武なる将兵は完全に加害者になり、天翔ける英霊から一転地に墜ちて罪人になってしまったのである。
歴代首相は以後毎年この式辞で「深い反省を」述べなくてはならなくなる。靖国参拝問題と全く同じ構図である。
平成一九年第一次安倍内閣も「とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。国民を代表して、深い反省とともに、」と歴代内閣を踏襲している。
ところがこの流れに終止符を打ったのが平成二四年一二月に発足した第二次安倍内閣である。翌二五年八月一五日の式辞で、安部首相は「御霊を悼んで平安を祈り、感謝を捧げるに、ことばは無力なれば、いまは来し方を思い、しばし瞑目し、静かに頭(こうべ)を垂れたいと思います」と「反省」から「感謝」に一気に百八十度転換したのである。忠誠勇武なる将兵は再び英霊となった。
さっそく一部マスコミが中韓を使嗾して共に猛反発したのは言うまでもない。しかし安倍首相は意に介さず翌二六年も反省せず、
感謝を捧げたのである。ここまでは良かった。
しかし翌二七年、思いもよらぬ衝撃があった。天皇陛下のお言葉に「ここに過去を顧み,さきの大戦に対する深い反省と共に,今後,戦争の惨禍が再び繰り返されぬことを切に願い」
なんと、反省しない安倍首相に代わって天皇陛下がおことばで反省されたのである。一部マスコミと中韓の喜ぶまいこと。
なんとお蔵入りしていた細川村山内閣の「反省」が息を吹き返してしまったのである。
英霊にとってむろん首相の式辞より陛下のおことばの方が遥かに重い。忠誠勇武なる将兵は「天皇陛下万歳」を叫んで、北辺に斃れ南溟に散ったのではないだろうか。
嗚呼、ここに戦後レジームはさらに鞏固なものになってしまったのである。
かつて三島由紀夫烈士は「などてすめろぎは人となりたまひし」と嘆いた。(英霊の聲)
不遜極まりないが私も敢えて嘆く「などてすめろぎは反省と宣りたまひし」
さらに驚くことが続く。
その翌二八年天皇陛下のおことばは、引き続き「深い反省」となったが、安倍首相は式辞で
「より改めて、衷心より、敬意と感謝の念を捧げます。」と、
感謝に敬意をプラスしたのである。
以後令和元年八月の追悼式迄、陛下のおことばと首相の式辞が完全にねじれ状態になっている。
そして一部マスコミは毎年「首相今年も反省せず」と書き立てている。下に整理してみる。
感謝に敬意をプラスしたのである。
以後令和元年八月の追悼式迄、陛下のおことばと首相の式辞が完全にねじれ状態になっている。
そして一部マスコミは毎年「首相今年も反省せず」と書き立てている。下に整理してみる。
天皇陛下おことば 首相式辞
昭和二七年~
平成四年 追悼のみ
平成五年~ 追悼のみ
二四年まで 追悼のみ 反省
二五年 追悼のみ 感謝
二六年 追悼のみ 感謝
二七年 深い反省 感謝
二八年 深い反省 敬意 感謝
二九年 深い反省 敬意 感謝
三〇年 深い反省 敬意 感謝
令和元年以降四年まで 深い反省 敬意 感謝
このねじれ状態はいつまでつづくのであろうか。
英霊はもとより御遺族も我々国民も、いったいどうしたらよいのであろうか。
我が業界人は「首相が靖国参拝しないのはけしからん」と
非難する。しかし中韓は勿論
非難する。しかし中韓は勿論
アメリカまで巻き込む大騒動を冒して首相参拝して、
陛下の御親拝に道筋を付けても、
陛下の御親拝に道筋を付けても、
「反省すべき将兵」が祀られている靖国神社にどうして陛下が参拝されるのか。首相が参拝しないのは政治的に正しい選択なのである。
そうです。日本は終わっているのです、完全に・・・・(長文お読みいただきありがとうございます)
ついでにこれも
ついでにこれも