[414] 担当者会議  2007.3.9  23:35:50   
19/3/9(金)晴れ

たった今書いた長文の日記が消失しましたので心を静めます。


明日にしようかと思いましたが、ワイン(実はビールが無い)を
飲みながら日付が変わってものんびり書きます。


今日はいよいよ担当者会議を開催した。
この会議を開催する為にどれほどのエネルギーを消費した事だろう。
資料を作成し、手紙を書き、FAXをし、電話をし、わざわざ出向き、
心も準備した。

厚労省の申しつけどおり両主治医からも
第5表「サービス担当者に対する照会(依頼)内容」に対する返信
「業務多忙につき出席出来ません」という回答と医療情報もばっちり頂きました。
厚労省のお役人にも臨検して貰いたいほどの会議だった。

全国のケアマネが一番困難に感じているのが担当者会議には
実は主治医の出席も求められていることです。

でもねぇ、医者が出席するなんて120%ありえませんよね。
厚労省は言います。その場合は第5表を送付して「出席出来ません」との回答があればやることはやったと認めるそうです。

ケアマネは横の繋がりがあります。100人のケアマネに聞いても
大半の医者は「なしのつぶて」だそうです。

そりゃそうよね、医療情報だってなかなか書いてくれないし、
「区」の介護保険課も主治医が医療情報を書いてくれないので
認定会議が開催できなくて困っているそうですから。

期限が過ぎても介護認定がおりず困り果て電話すると、
反対に「区」の職員に頼まれましたよ。
「貴女からもお願いしてくれませんか」
「あほか、お役人様が要請しても書いてくれない医者に
一介のケアマネが頼んだからって書くわけ無いでっしゃろ」

か弱いケアマネを苛めるより医師会に協力するよう要請すべきで
しょうが。
本当に強い所には弱いんだから。

今回の会議では介護界では最強の適任者に出席してもらったと
思う。
何しろ、3箇所の窓口が一同に会して協議したんだから、
その場で話は決着がつく。
栃木から出席された親族も心強かったと思うし、感謝もされた。

夫婦に関わる皆さんの意見は私と同じ在宅はいまが限界
弟さんが速やかに後見人申請をして施設を探す、
それまでは今まで通りに在宅生活を支えるという結論に達した。

今回の会議は必然があり私にとっても必要な会議だった。
前任者も苦労していた私だけでは背負いきれない稀に見る
困難事例である。

このような必然がある事例ならば勿論会議を開催する事に異議は
申し立てないが何の変化も無いような利用者でも介護認定期間更新時期やサービスに変化があった時や介護度が上がった時退院した時(必然があるわね)
または数ヶ月ごとに担当者会議を開く事となっている。

非難を恐れずに言えば、
介護老人の立場は現役の方々の働きによる支えで成り立っている。
その現役の忙しい方々を介護老人の周りに集めてこの老人をいかに
ケアするべきかと会議する。

出席者は日当はおろか交通費さえも自弁だ。
そりゃ、業務で出席する人は経費で出るでしょうが、
一番介護老人に接しているヘルパーに出席してとは言えない。
今回もヘルパーの仕事の時間に合わせた。

しかも、介護老人は認知や難病や死病を抱えている方が大半だ。
厚労省でこのシステムを作ったと言う人の講演を聞いた時に
彼は言っていた、そんな時は第6表「居宅介護支援経過記録」に
本当の事を書いて下さいと。

そんな「ごっこ」ロールプレイングに何の意味があると言うのだろう。
無駄だ。
浪費だ。


おかげで一件落着したが、まだまだやらねばならないことが山積み
①確定申告(明日は絶対やる)
②実務研修で修了証がもらえない件について都庁の委託先に物申す(しかし今は丹田に力が満ちていないのよね)
③佐世保在住のお世話になった叔母が臨終と言う知らせが2日前に入っているの
④勿、本来のケアマネのパソコン業務、忙しくてなかなか取りかかれないの、

それから「パトラッシュ」さんがハフハフ旨いと言っていた
「たっつあん」の干物を買いがてら常磐沖の「あんこう鍋」を
食べに行こうと思うの。
(後記:パトラッシュさんはシニアナビのスター書き手でした)