[395] 人は1人では死ねないのだ  2007.1.30  23:19:57   
19/1/30(火)雲ひとつ無き青空 暖かい

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1月25日16時49分の日没
今年の冬の空は例年と違うと思う、去年まではこの時期の空は
からりと澄み切ってくっきりとした富士山が毎日見えたが、
今日のように雲ひとつ無い青空でもうっすらとした
富士山しか見えない。おかしいぞ。


皮膚疾患の方、すっかりきれいになっていた。
自分でも手当てしたのか聞いたらやはりしていないと言う。

火、木、金の3回の手当てと抗生物質の服用でこの回復。
医者もこの前の薬はかゆみ止めなのでこれからは
加湿クリームをつけるようにと言う。

無くなったら又来るように言われたので、
実は私も老人性皮膚掻痒症は体験者で対処法は知っているので
その方法で指導しても良いですかと言ったら
「良いですよ」
医者も、掻き毟って化膿させれば、抗生物質と痒み止め、
加湿クリームを処方するだけで肝心のそうならないための
生活指導は何もない。

しかし、この奥様にこれから指導すると言う事は難題である、
以前にもラノリンクリームを差し上げて指導しているんだけど
実行されていない。
そのクリームは使われていなくて出てきた。

精神病の事はわからないが、この方の認知度はどの程度なのだろうか、今度医療情報の提供をお願いしてみようと思う。

まぁ、楽になって奥様も笑顔で感謝されている。
この方は被害妄想のせいだと思うがなかなか心を見せてくれないが
私には大分心を許して下さっているのが判る。
今までは布団に入ると痒くて眠れなかったが
最近はよく熟睡出来ると嬉しそう、良かったね。

この件はとりあえず一件落着したが、
実はもう一つ難題がある。

旦那様のオネショ。
今日も畳までびっしょり。
旦那様も気にしていて、オネショの薬を買って来てくれと仰る。

オネショの薬は無いのよね、医者に言えば何か処方するでしょうが、あちら立てれば、こちら立たずでどこかに無理があるのよね。

それよりもオネショしても畳まで濡れないようにすれば良いのだけど夜寝る時に私達が立ち会うわけではないので、
いくら指導しても実行して貰えないので、むなしい。

今日も、男性ヘルパーと一緒に布団の敷き方からオムツパンツに
おねしょパットをはめる事までやって見せたが、
何時もわかりましたと仰るがやってくれない。

布団の下に敷くビニールクロスや防水シーツなど
私は時間外でデパートや私の地元等から色々買ってきてあげたが、使ってくれないのだ。

もうどんな事でも新しい事は出来ないのだ。
夜寝る頃ヘルパーを派遣する事は可能だが、
少しでも料金が発生する事は拒否なさる。

社会福祉協議会の金銭管理担当者もご夫婦で有料ホームに
入居出来るだけの預金はありますと言っているが、
奥様はお金が無いと思い込んでいらっしゃる。

子供がいなくて老後に向けて備えて来たでしょうに、
認知症のおかげでそれを有効に使うことが出来ないのは
悲しい事だ。

つくづく思う、子供がいて良かった。