録画していたドラマ浅田次郎原作、
西田敏行主演のドラマ「琥珀」を観た。
最近席捲している刑事物、医療物、若者物等のドラマとは
趣きががらりと違う。
進行が遅くて苛ついたが、我慢して最後まで観ました。
やはりしみじみとした見応えがありました。
米田勝己(西田敏行)は、存在感の極めて薄い巡査部長。
定年を目前に控えているが、年下の上司・萩尾(春風亭昇太)に、
退職日まで来ても来なくてもいいと言われてしまうほどだ。
ところが、行きつけの喫茶店で偶然手にした小冊子に掲載された、
『琥珀』という喫茶店の記事を見た途端、表情を強張らせる。
急遽有休を取り、新幹線で富山県魚津にある『琥珀』に向かう。
なぜか25年前の未解決事件「吉祥寺・放火殺人事件」の資料を持って…。
マスターは、どこか哀しげな目をした荒井敏男(寺尾聰)。
さらに港の漁協で働く人妻で、唯一の常連客・平井幸子(鈴木京香)が加わり、
3人でひとときを過ごす。
矢継ぎ早な幸子の質問に、いつも無口なのに、つい身の上を語り出す米田。
かつて訪れた銀座の喫茶店『白馬』と荒井に接点があることを冊子で知り、
懐かしくなってここへ来たという。
しかし3人にはそれぞれ事情があった。米田は刑事であることを隠し、
荒井は亡き妻の写真に「ごめんね」と語りかけ、
幸子はひとりになった途端に笑顔を消し、自宅へ向かう…。
それぞれが抱える闇を感じながら、3人は徐々に交流を深めていく。
mamasango672
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