令和6年3月31日(日)晴れ
私の病室は4人部屋、隣のベットに認知老人がいました。
頭真っ白でぼうぼうで見るからに末期的症状です。
車いすで移動。
昼間も絶えずなにか叫んでいますが、
昨深夜2時半に大声で目が覚めました。
誰かに電話しているようです、
何度も何度ももしもーし、もしもーしと叫んでいます。
相手をよう子さんとさんつけで呼んでいますので
娘ではないでしょう。
たぶん姪あたりを頼りにしているんでしょうね。
あんまりうるさいので看護師に報告しました。
すぐに駆けつけて隣の空き室に移したようです。
近年婚歴無し、子無しの方が増えているようです。
最近までは姪や甥をあてにする方が多かったようですが
その甥姪も少なくなっているようです。
老後を他人や親類をあてにするにはそれなりの遺産を
残すべきでしょうね、
無産では誰も相手してくれないでしょうね。
ケアマネ時代にお世話したご夫婦は親戚、近隣とは
お付き合いしないでひっそりと暮らしておいででした。
しかし夫婦共認知でした、特に奥様がひどくて被害妄想が
ひどかった。
誠実にお世話しているのに私を泥棒扱いされました。
もちろん近づく者は皆泥棒扱いです。
だんだん状態がひどくなり私一人の力量では手に余るほどでした。
最初の頃に旦那様の甥が来訪して学生時代伯父伯母には
お世話になったので何かあったら知らせてくださいと
名刺を頂いておりました。
それで現状を手紙に書いて送りました。
すぐに当事者の弟さんがその息子(次男)を連れてきて、
そのあまりにもひどい状態に驚いておいででした。
すぐに自分の息子を養子にする手続きをしました。
養子になった甥は誠実にお世話なさいました。
伯父伯母は地道な人生を歩み、
恵比寿の一等地に50坪の土地家屋と
かなりの貯金を持っていました。
お世話するのに何の支障もありません、
夫婦共癌になり数年で亡くなられたので
かなりの遺産を手にされたとおもいます。
その後甥と老後のお世話をして遺産を頂くのは割の合うことですねと会話したことがありますが、
そのほかにも彼の誠実なお世話を見ていた嫁さんの親や、
叔母さんにも私たちの老後も頼むよとお願いされているそうです。
彼はしがないデザイナーで市営住宅に住んでいましたが、
これで老後は安泰です。
老後引受人は割の合う、行為です。
この文は2校目です。
朝からかなりの長文を書いたんですが
保存してなかったので消えました。
これは下書き保存してますが面倒なのでアップします。
後で食事等をアップします。