[506] ついに、、 2007.8.23  23:16:58   
19/8/23(木)雨、曇り、晴れ 暑さ和らぐ

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凝り性の私はまたまた冬瓜を今度は豚肉とこんにゃくと豆腐を
入れて、煮物のような汁物のような代物を作ってみました。 味噌味で味醂をきかせるのがコツね、
家人からクレームが出ないうちに冬瓜料理はこれでお終い。 火曜日の朝の事であった。 出勤の支度をしている8時過ぎにケアハウスから電話があった。 ヘルパーが訪問したら「ばぁさん」もぬけの殻。 いつも離した事がない「シルバーカー」をおいてお出かけしたらしい。 あちこち手分けして探しているが見つからないそうだ。
さぁ困った、仕事に穴をあけるわけにはいかないので融通の効く 男性ヘルパーに万一の時は穴埋めをお願いして外出の
支度をしていたら見つかりましたと電話があった。 屋上の入り口の所で蹲っていたそうだ。 そこにはエレベーターがないので歩いて行ったらしい。 そして「なぜにこんな所にいるのか」聞いても本人にも
判らないらしい。 私は一日仕事があるので娘に様子を見に行って貰った。 ここん所、一段と耳が聞こえないので、 ホワイトボードに書いて(目は良いのだ)聞いたけど
やはり訳わからん。 そしてひっきりなしに幻覚で浮かぶらしい話を続ける。 曰く。 「疲れたので休んでいたら食堂のお兄さん(介護職員の事)が
助けてくれた、あのお兄さんは親切で優しいねぇ、
あのお兄さん私に気があるみたいだよ、でもねぇ、
年が離れているだろう、だからムリなんだよ」だそうだ。 最近特に難聴が酷くなったと思っていたが、そうじゃなかったのだ、 耳が壊れていたのではなくて、脳が壊れているのだって事が
やっと判ったわ、だから相手の言ってることが聞こえないのでは
なくて言葉の意味が理解出来ないのだ。 最近義母の本領である食欲が出てきたので比較的元気になった。 おかげで絶えず出かけようとする。 頻繁に廊下で目撃されている。 「どこに行くのですか」と聞くと 「新聞取りに」とか「ゴミ捨てに」とか元気な時にやっていたことを やろうとしているらしい。 それで見つけた人が「転ぶと危ないから部屋に戻りましょう」と 連れ戻しているらしい。 今日も午前中入浴させるために行ったら、
出かけようとしているところだった。 つまり幻覚の世界に誘われて放浪して帰れなくなるあれが
ついに来たのだ。 ケアハウスの幹部からやんわりと言いにくそうに言われる。 「この状態がずっと続くのは望ましくない」 「他の入居者の手前もよろしくない」 デモねぇ 他にどんな方法があるのでしょうか。 だから私言ってやるの「今度入院する事態になったら主治医も言って いるようにすぐさま長期型の病院に入れる手続きをしますから
何か異変が起きるのを待っているのです」と 本人も慣れ親しんだ住まいを離れるのはショックだと思います。 出来る限りの対処をしますからもうしばらく置いて下さいよ。 区役所にも報告しましたと言われたが、 何か融通してくれるのかな。追い出されるのかな。