[475] 認知症対応型通所施設 2007.7.4  22:44:18   
19/7/4(水)雨

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家庭料理(社長が作る)のランチです。
食後、「う~~ん、旨いっ」との雄叫びが上がりました。


今日はうちの社長が経営している
「認知症対応型通所介護施設」を見学に行ってきました。

大田区の閑静な住宅地のマンション1Fにあり、
約70平米のいわゆる2LDKの住宅です。

責任者をしている女性と運転手をしている50代の男性とケアマネ会議の後の懇親会で知り合い、気が合い、施設の話を聞いたら「毎日認知症のお年寄りと楽しく遊んでいて楽しいよ~」 と言っていたし興味があったので行ってみた。

この施設は70平米なので1日9人が定員で今日は6名の利用者が
いて職員はパートまで入れて6人なのでマンツーマンで至れり尽くせりだ。
認知症専門のデイサービス受け入れは少なくてたいがい一緒くたが多いので手の掛かる認知利用者はいやがられるので他所で断られた利用者が多い。

いわゆる問題のある方が多いのだが、ここは普通の住宅で自宅にいるような感じで、お仕着せのカリキュラムもないし、食事も行事も適当なので我が家にいるような気がして落ち着くのだと思う。

社長はのんびりとした性格で計算高くないので全てが
のんびりしている。
食事も社長が朝6時に起きて冷蔵庫をのぞいて
「今日は何を作ろうかな」といった案配だ。

その他ここには介護犬「チョビ」がいて「チョビ」が居るから
「行く」という方もいるらしい。

この「チョビ」が居るお陰で社長は平日ここで寝泊まりしている。
私など「ねぇ、○○さん(社長と呼ぶ社員は居ない)家庭はどうなっているのよ」と聞く。

聞くところによると長男は引きこもりらしいが、
二カ所の経営をなんの苦もなく気楽に経営しているように見えるが、典型的なA型人間の私だったら多分鬱病になるだろうし
出来ないと思う。

こういう施設は当区にはないので、当区でも物件を探しているらしいが、中々適当な物件がないらしい。 利用者は引く手あまたなのだ。

当区で始まれば私もお手伝いしたいと思っている。
私は料理が好きなので調理係をやりたいなぁ。
こういう施設の責任者はケアマネか社会福祉士が
相談員として必須だ。

経営的には以下の通りだ。
毎日来所している方もいるし(自費も含む)
最近そんな方が亡くなられたり、施設に入られたりして
9人がかけることもあるらしいが、
ほとんどの利用者が介護度が重くて「介護度3・4」が多い。

【認知症対応型通所介護】

「6時間以上8時間未満」

要支援1→8,350円
要支援2→9,340円
要介護1→9,670円
要介護2→10,710円
要介護3→11,750円
要介護4→12,800円
要介護5→13,840円
この他に入浴が付けば536円加算する

つまり平均を取って「要介護2」として計算すると、

10,710円+536円=11,246円
1日平均8人の利用者が居たとして11,246円×8人=89,968円
月平均21日として89,968円×21日=1,889,328円だ。
中食費は別途700円頂く。

このマンションの家賃は170,000円だそうだから、
人件費は分からないが、社長は十分成り立つと言っていた。

私もお昼をご馳走になり、一緒に遊んで有意義な一日を過ごした。

以下にこの施設の形式を紹介する。

【認知症対応型通所介護・介護予防認知症対応型通所介護】

認知症対応型通所介護及び介護予防認知症対応型通所介護は、脳血管疾患、アルツハイマー病等により記憶機能等の認知機能が低下し日常生活に支障が生じている要介護者及び要支援者に対して、デイサービスセンター等において、入浴、排せつ、食事等の介護、機能訓練を提供するサービスです。平成18年4月の介護保険制度の改正により、地域密着型サービスの一つと位置づけられました。地域密着型サービスは、認知症高齢者や中重度の要介護者が、住み慣れた自宅や地域でできるかぎり生活が続けられるように、地域ごとの実情に応じた柔軟な体制で介護サービスが提供されるしくみです。サービスを提供する事業所の指定や指導監督は市町村で行います。このため、原則として、このサービスを利用できるのは、事業所がある市町村の住民です。

要介護度が要支援1と要支援2の高齢者は、介護予防認知症対応型通所介護のサービスを、要介護1~5の高齢者は、認知症対応型通所介護のサービスを利用することができます。