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[225] ケアマネのお仕事 2006.4.15  22:52:33   
18/4/15 (土) 曇り

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カオハガン島の漁師は自分でサカヤン(小船)を作る


昨日午後、始めての「担当者会議」を開催した。
これはケアマネの一番の大変に思う事、
利用者に関わる関係者に集まって貰ってケアについて話し合いする事で、私にとって一番難しい事に思われていた事。

例のご夫婦宅に社会福祉協議会の権利擁護センターから
二名の参加、
ヘルパーと後はご夫婦それぞれの主治医の意見書を頂いている。

今回議題にしたかった事は在宅生活が限界に近づいていると思われるご夫婦のその時の対処について、
でも、もう遅いと感じた、お二人にはもう思考力はない、
その時は親戚に連絡するだけしか方法は無さそうだ。
甥に現状を伝えてある。
(後記:以前甥が訪問された時、名刺を頂いていたので、叔父さん夫婦が限界にある現状を手紙で伝えておいた)
せっかく、お金も、土地もあるのに生きているうちに生かすことは無いのだ。

不慣れな私に代わって、権利擁護センターの担当者が仕切って
くれて当面の生活について話し合ったが、何の進展も無い、
お金が無いと思っている奥様はお金が掛かる事は一切駄目で、
90歳の旦那様は「もういいよ」という心境

前任者が散々手を焼いていた困難事例だ。

私の心は現在の会社でのケアマネ業務を止める方向に向いているので、この夫婦を裏切るような気持ちだ。
せめて、ヘルパーとして出来る限りのケアをしたいと思う。

今日、新しい会社の社長に、お世話になりたいと挨拶してきた。
月曜日に坂憲ケアマネにケアマネ業務の退職届けを出そうと思う。

私はこの会社がとても好きだ、のんびりした社長も好きだ。
そして、利用者もとても親密に思っている。

午前中は今まで通りにヘルパー業務をやって
午後から新しい会社でケアマネ業務をやることになる。
一件幾らの契約なので、可能なのだ。